♪個性を大切にしたオーダーメイドのお教室です♪

当ピアノ教室は、4月~翌年3月まで年間44回でレッスンをさせていただいておりますので、この3月が調整月となり、在籍の生徒さんには4月以降のスケジュールをお聞きして、4月以降の予定を組み替えしております。4月から新入園、新入学、新学年でスケジュールが変わる方が多いのでこの様にさせて頂いていますが、結構この制度、在籍の長い生徒さんもリフレッシュになっているようです。4月になってから毎年思うのですが、今までいつも自分の曜日のレッスン前後に顔を合わせているお友達と違うお友達と会うと、どこか新鮮な面持ちで、少し背筋がシャンとしている気がします☆このスケジュール調整も無事終わりまして、おまけに魔の(!?)確定申告も終わり・・・ようやくホッとしている所です(^-^)

今年も新しいご縁があります事を期待して、当教室のご紹介をさせて頂きます♪

~当教室は「オーダーメイド&ハンドメイドのお教室」です~

プロフィールをご覧になられた方はお分かりでしょうが、私は音大を卒業してすぐ、グループレッスンや個人レッスンをみる大手音楽教室に勤めておりました。音大を卒業するまで、ピアノ演奏や音楽を専門に追究していた私にとって、この大手の音楽教室の新講師研修(合宿があったりもします・・・これが課題課題の連続で、睡魔と戦う魔の合宿だったりします*)から「目から鱗」の状態で、毎日が発見の連続でした。まず、幼児の生徒と歌う伴奏では、ピアノのイスを斜めにして座る事を習います・・・ピアノ科の私はその時点で「は?」です。でも指導の先生からの説明で納得します・・・幼児は飽きやすい、だから幼児の顔一人一人の様子をまんべんなくみながらレッスンをすすめなければならない、先生は「独りよがりではダメ」、臨機応変に対応できなきゃ・・・。もちろん、今の教室はグループレッスンはしていませんから、ピアノのイスは真っすぐですが・・・(*_*)、この「独りよがりではダメ」という精神は守っていきたいと思っています。他にも各年齢の幼児の集中できる時間に合わせて、1つの項目は10分以上続けない事、座る時間と立つ時間のバランス、聴く耳の作り方、保護者の方へ家での練習についての伝え方・・・本当に沢山の事を学ばせてもらいました。

しかし、何年か経って慣れてくると色々な事が見えてきたりします。大勢を見る大手の教室ですから年間カリキュラムがあり、どんなにゆっくりのクラスでテキストが消化できていなくても半年で次のテキストに移らなければならないし、クラス生徒一人一人の能力の差がでてきてもテキストは同じもの使わなければならないし、発表会前など出来る生徒より出来ない生徒さんに時間がかかり出来る生徒さんを待たせて可能性を伸ばせられない、指のタッチも一人一人癖が違うのに毎回のレッスンできちんとフォローできない・・・などなど、様々な問題がでてきます。

もちろん、講師の経験や工夫でそれらの事が克服できる事もあるかもしれませんが、「やはり、私は一人一人に合ったレッスンがしたい!」と強く思い、独立に踏み切ったのでした。

ですから、当教室は「オーダーメイド&ハンドメイドのピアノ教室」です。

ピアノを習う・・・と一口に言っても皆さん一人一人目的が違ったりします。初めてのお友達、経験者のお友達、音楽を専門で目指す方、幼児~大人、障害のあるお友達も、ピアノって楽しいな、音楽って魅力的だな・・・と皆さまに思って頂ける様に、日々教える私が、独りよがりにならずに、色々な視点で音楽と接して、日々勉強し精進しなければならないと思っております。当教室はテキストも一人一人違いますし、レッスンの進め方も一人一人ちがいます。障害のあるお友達だって、障害の種類や程度や個性によって皆一人一人違うのです。例えば、ダウン症のK君は楽譜を読まずに耳コピーで弾いたり私と連弾したりしていますし、楽譜も読める自閉症のY君はこの間のレッスンではショパンのプレリュードを弾いて、なぜプレリュードが24曲なのか・・(調性の話=#♭0~7長・短調なら30じゃないかというのです、異名同音の話ができるなんてスゴイ!)で盛り上がったりしています・・・。

もちろん、いつも上手くいくことばかりではありません。ですから、生徒さんや、保護者の方の思いや悩み、お教室に望む事を沢山色々聞かせて頂きたいと思っております。ご意見、ご感想、いつでも大歓迎です(^-^)

是非、当教室で「ピアノ&音楽の本当の楽しさ」を知ってもらうお手伝いができたなら・・・と思っております。ただいま、無料体験レッスン受け付けております。ご連絡お待ちしております。(留守の際はメッセージとお名前を入れて下さい。後程、かけなおし致します。)

新規生徒さん空き枠=火曜17:15~、水曜16:15~、木曜15:00~(他は応相談)

先着順となっておりますので、ご了承くださいm(__)m

 

 

♪マラソンコンサートinミニコンサート♪

2018年3月4日(日)、二宮町教育委員会主催、YAMAHA大村楽器平塚店とコカ・コーライーストジャパン(株)の協賛で、二宮町生涯学習センター(ラディアンホール)にて、第14回「ラディアン・ピアノマラソンコンサート」が行われ、そのなかの<ミニコンサート>に呼んで頂き、ピアノソロとソプラノの伴奏で出演させて頂きました☆

このお話を頂いた時、私は小田原市民なので、このコンサートの事をあまり良く知らず、「マラソンコンサート」って何?・・・という状態でしたので、ご存じない方の為に私が教えて頂いた話を少しご説明いたします・・・。ラデイアンホールは平成12年に、収容人数531名のコンサートホール、ピアノもスタンウェイのコンサートピアノを備え、地域の文化振興やまちづくりの活性化につながる事を願い、小田原の隣町二宮町に誕生しました。開館して4年後の平成16年に、この充実した施設を町民の方々がもっと気軽に利用できて、楽しい集いの場になって欲しいと考え出されたのがこの「マラソンコンサート」。町民の方なら誰でも応募でき、毎年2~3月のとある日曜日の一日、ラデイアンホールのコンサートピアノを無料で自由に弾く事ができるイベントなのです。曲目もジャンルも自由、ピアノを使った演奏であれば何でも OK!第14回を迎えた今年も様々な町民の方が参加されました。ピアノを初めてまもないちびっ子幼児のお友達、ベテランシニアの方、音大レベルやコンクール(神奈川コンクール予選がこのホールで近い日程で有りますしね*)に出場する前の腕試しの為に来た方、はたまた・・・ご自分で作曲した曲を演奏したり、歌ったり、ピアノソロだけでなく、仲良しお友達との連弾や、他の器楽とのアンサンブル・・・などと、本当に多種多様で、1部の朝の9:45~3部の17:00まで、のべ93名(欠席者も居たようですが)がマラソンのたすきを渡していく様に、ラデイアンホールのピアノを弾き続けていきました(^-^)

私とソプラノの林志保さんは、2部の13時~の15分間の「ミニコンサート」に出演させて頂きました。曲目は・・・

ピアノソロ=リスト/愛の夢 第3番

ソプラノ(ピアノ伴奏)=プッチーニ/オペラ「ジャンニ・スキッキ」より〝私のお父さん”、

プッチーニ/オペラ「トゥーランドット」より〝氷のような姫君の心も”

でした。まず、ピアノですが、朝8:45にリハーサルをさせて頂いた時にびっくり!!

音がおかしい・・・。特に黒鍵の中音域のペダルを踏んだ音が半音まではいかないまでも0.5音位下がっている・・・確実にピアノ調律がおかしい。二宮演奏家協会で昨年12月にこのホールで弾かせて頂いているので、このピアノが響きのいいピアノだという事は分かっていたので、楽器のせいではない。当日の朝になって(しかも結構早朝!)かなりショックをうけた・・・*当然、ソプラノの林さんも気づき(いや、専門で勉強していなくても、当日このピアノを弾いた中級レベル以上の方は皆気づいたと思う・・。)、どうしようか相談したり、何かゴミなどがピアノに入ったのかなどと思って二人で調べてみたが見つからず、今から調律しなおしてもらう時間もなく、どんな状況でもやるのがプロでしょ?!・・という事で、結局、極力ペダルを踏まない・・という作戦でいく事にしたのでした。

「愛の夢」の選曲は、協会の方からのアドバイスで、誰もが知っていて華やかな曲・・と言う事で選曲しました。ピアノ教室の生徒さんでも「この曲弾きたい」リクエストの多い曲なので、私の教室でも過去に生徒さんが4人ほど弾いた記憶があります。個人的にも自分が小学生の頃憧れていた曲でもあったので良いかなと思ったのです。さて、まずはソロ曲・・・元は歌曲だったものをリスト自身が編曲した作品・・最初のテーマ・・・う、うん?弾き始めてあまりの音のずれに耳がなれず内声の音をミスってしまい1段目を2回弾くなどというあるまじき失態を・・*、しかし基本的にはこのピアノの本来もっているキラキラ感にあった曲でしたので、お客様からは綺麗だった、聴き応えがあった・・え?何か間違えたの?・・などとなかなか良い感想も頂けたりもしました。次にソプラノの伴奏・・・ソロはまだしもアンサンブルものは特にピアノ音のずれが気になるものなので、細心の注意を払って、出来るだけ音が下がらない様ペダルを使わず(とはいえ、結構なめらかな音色を求められる曲だったりもするので所々薄く使いつつも・・なかなか大変だった*)弾いていった。しかし、さすがは林さん!音のずれをうまく調和して歌い出し、時にはやわらかく、時には張りのある情熱的な声で観客を魅了した。特に2曲目のトゥーランドットのリュウのアリアで、リュウが自害していく最終場面は、心を揺さぶられた方が多かったのではないかと思う。

今回ご一緒させて頂いたソプラノの林志保さんという方は、二期会の会員で、新国立劇場で劇場契約も結んでいらして、おまけに国立音大で私の大先輩でもあり、あの日本で最も有名なソプラノ歌手の一人でもある”佐藤しのぶさん”と同じ門下生で、TVのCMにも出演(緑茶伊右衛門のバックコーラス)されているなどなど・・・と経歴をお聞きするとビックリしてしまう位素晴らしい方で、私自身共演させて頂いた事は大変光栄で、とても貴重な経験でした。私も音大時代、また卒業してからも声楽家の伴奏を色々やらせて頂きましたが、今回初めて、最初の伴奏合わせの日、「おどろおどろしく弾いてください。」という表現に出会い、あらためて、音楽の奥深さを感じさせて頂きました。おどろおどろしく(恐怖におののいて)・・・こんな表現はピアノを弾いている私達にはなかなか出会わない表現です。声楽はイタリア語など主に原語で歌われますが、特にオペラはストーリーが有り、当然歌詞が有る。人間の心の動きがある。だから、本当に色々な表現があるのです。おどろおどろしく・・・この言葉を伝えて頂いた日、家に帰ると真っ先に辞書で調べて、おどろおどろしい音をピアノで探していました。

やっぱり音楽は面白い!!

今回、色々なアクシデントで(言い訳がましくてすみません。)納得のいく本番ではなかったかもしれませんが、楽屋で色々楽しい話をした帰り際、やはり林さんが一言。

「どんなに素晴らしい演奏家も本番の後はみな反省するもの。むしろ、反省しなくなったらおしまい。反省するから、また次こそは・・って続けちゃうんじゃない?」・・・と。

あ~、そうだった。たしかに、もうすでに私、次こそは・・・などと思っている。

「次こそは・・・。」こう思える奥深さ、そして本番を終えた後の充実感。

やっぱり音楽ってやめられない・・これは魅力?!・・それとも魔力?!・・なのでしょうか(^_-)-☆

 

 

 

受動的から能動的へ♪

春に近づいてくると、体験レッスンや教室へのお問合せが増えてきます。当教室のお友達以外の生徒さんと接する機会が増える事で色々な事が見えてきます。他教室に何年か通われている方などもいらっしゃるのですが、そのような方の中に、お教室に入る所から靴の脱ぎ履き、上着の脱ぎ着、テキストの出し入れ・・・すべて付き添いのお母様がやって下さっている方がいらっしゃいます。お母様は愛情いっぱいで、しかしとても忙しそうなのですが、当のご本人は違う方向をみて「まだかなぁ・・」などと退屈そうに待っているご様子・・・。私はそんな時、「自分でできる事は自分でやろう!」とすかさず、お仕度の伴奏をピアノで弾いて促してしまいます。当教室は3歳から受け入れているのと、障害のあるお友達も受け入れているので、時と場合によっては臨機応変に対応しますが、大抵のお子様はやればできるものなのです。

何故、その様な事にこだわるのか、ピアノとは関係ない事なのではないか・・・と思われた方もいらっしゃるでしょう。いえいえ、これが関係あるのです。

私もまだまだ勉強中、未熟者ですが、かれこれ20年程ピアノを教えておりますと、やはり見えてくるものがあります。ピアノを習う・・・という事は、言葉を話す事ととても良く似ています。初めは、あ~とか、う~とか声を発する事、周りの話せる人から単語をまねっこして習い、だんだん会話を習い・・・最終的には自分で感じた事、考えた事、意見も言えるようになっていく・・・。

ピアノも、初めは歌やリズム、音符をまねっこ(摸奏といいます)から習って・・・最終的には、自分で楽譜の中の音符、リズム、速度、曲想、フレーズ、楽語・・などを読み取り、自分でその曲を弾きこなす、自分を表現できるようになっていく・・・。

そうなんです。最初は、受動的から始まるのですが、最終的には能動的になっていくものなのです。なっていくべきなのです。この「能動的になるタイミング」が肝だと私は最近思うのです。ヤマハでも研修などでよく勉強しましたが、「適期教育(てきぎきょういく)」・・といって、その年齢、その子の成長に適した教育というものがあります。初めから難度の高い事をやっても効果はあまり無いし、かといって、初めて何年も経つのに簡単すぎる事をいつまでもやっていても飽きてしまう・・・。ここだ、という時に手を少しずつ離していく・・・自分でできる事を増やしていく・・・。特に読譜力について、これはとても大事な行程だと思います。

私もかつて子育て中は過保護の親でした・・・。この年齢でまだ鼻もかめないの・・?まだ靴ひも結べないの・・?まだ爪も切れないの・・?・・・・(*_*;はい、良く言われたものです。

ただ、今になって思うのは、やはり自分で出来る事が増えると、自信がつきます、やる気がでます、楽しくなってきます。いつも指示されて受け身の受動的から、自ら発信できる能動的な状態へ・・・。

そういえば、楽しそうに弾く上級者の中高生に共通する事は、その時点で能動的になっています。

「次はこれ弾きたい」「こんな音が出したい」「自分に酔いしれたい」?!・・・。

音楽的にも自立して、能動的になっていける事、それが結果的に「やっぱりピアノって楽しい♪」につながっていくのです。

以上のことにより、保護者の方が見学(見学は自由です)されていてもいなくても、私は日々のレッスンで「できる事は自分でしよう!」

受動的から能動的へ・・・とこれからも伝えていこうと思っております(^^♪

 

 

☆一期一会☆

昨年12/10の演奏家協会のコンサート以後から、何となくブログの更新がいつもに増して遅くなっていたのには・・・実は理由がありました。コンサートの成功に浮かれてルンルン気分でご報告の電話連絡を恩師にしたところ、ご主人が出られて、先生が急遽入院された事を知りました。聞く所によると、先生は駅で足を滑らせて転んでしまい、大腿骨を骨折なさり、救急車で救急医療病院に搬送され、長期入院が確定的になったとの事でした。

ご主人からそのお話を聞いている時、私の血の気がさーっと引いていくのが分かりました。80歳を超えてもあんなにお元気で毎月、出来の悪い私のレッスンをエネルギッシュに見て下さっていた、今まで入院や大きなご病気などほとんどされていない・・あのいつもお元気な先生が、今は身動きとれず、寝たきりに入院されている・・・。聞けば、お怪我をなさった日が私のコンサートの一日前。きっと私がコンサートが終わってわいわい騒いで浮かれていた時、先生は痛みに苦しんでおられたのだ・・・「なんて私は愚か者なんだろう・・」本当にショックでした。

それでも嘆いてばかりはいられず、まずはいつもお世話になっている門下の先輩方(私が門下生のなかで一番下の学年なので、上は70代~40代まで本当に沢山先輩がいらっしゃいます。)に連絡をとって、ご主人から1週間毎に先生のご様子を伺い、先輩方に伝える・・という状態が何度か続きました。そんな中、またあろう事か、経過も良くリハビリに向かえる状態になった先生が、病院内で2度目の転倒で、2度目の手術・・・。

この状態になると、「先生はもう車いすのまま歩けなくなってしまうのでは。」とか、「先生のレッスン、もうされないかもしれないわね。」・・とか悪い噂も出始め、本当に気持ちが沈んでいく自分がいました。どうしよう・・・私はどうしたらいいのだろう。私が小学6年生の夏休みから今まで、当たり前の様に支えて下さった先生のレッスンが、もう受けられないかもしれない・・そう思うと、ピアノの前に座っても弾く気になれず、気の抜けたような状態(・・とは言え、ピアノ教室のレッスン、日常生活はしておりましたが・・*)が続きました。

そんな時、昨年11月の門下のpochi-pochiコンサート(pochiとは昔先生が飼われていたコリー犬の名前)でもお世話になった年長者の先輩が、どんなに今私達忙しくたって、あんなに熱心に教えて下さった先生が今こんなに大変な状態なら、何を差し置いても何か力にならなくては・・だって今があるのは先生のお陰・・何か私達の気持ちを表さなければ・・とおっしゃっいました。お見舞いには病院の都合もあって大勢で押し掛ける訳にはいきませんが、代表の方が門下生の私達の気持ちを届けてもらうようにしましょう・・と話しがすすみました。そうして、都内でお見舞いについての話し合いを経て、先生へビタミンカラーのブリザーブドフラワーをお届けできる形となりました☆代表の先輩のお話では、今はリハビリを熱心に励んでおられ、少しは車いすから立つ事も出来る様になられた・・という素晴らしいご快復ぶり。

あ、そうだった・・先生はこんな事でくじける様な先生ではなかった・・。息子さん3人育てながら大学教授になられた(噂によると出産後はいつも1週間でレッスンに復帰されていたとか・・(*_*))、1音出すのに3時間レッスンして下さるあのパワー・・・。いやいや、そうだった・・先生はすごいパワーをお持ちだから、きっとリハビリも人一倍頑張られていらっしゃるはず(^_-)-☆

前向きな先輩との交流の中で、又先生のご快復の様子を耳にして、私も少しずつ元気を取り戻していきました。と、同時に今回の経験で気づかされた事がありました。それは、1回1回のレッスンがナマモノなんだ・・・という事。発表会などの本番を前に私から生徒さんに「本番はナマモノ。たった1度きりの貴重な経験なんだよ。」と話していますが・・・、

レッスンもそうでした。目には見えないけれど、1回1回のレッスンも、同じ事が二度とない、たった1度きりの貴重の時間。そうやって考えると、楽譜の中の音符につけられた先生のなにげない〇がただの〇には見えなくなってくる・・・?!

よく考えてみると、ピアノレッスンって、習う側も教える側もエネルギーを出し合って作り上げていく、貴重な素敵な時間なのだと思う。私など、まだまだ恩師の足元どころか足の爪にも達していない未熟者ですが、今回の経験を胸に、日々のレッスンを大切にしていきたいな・・と改めて思いました。茶道の言葉で、「一期一会」という言葉があります。一般には、人と人の出会いに使われていますが、元は1回1回の茶会を大切にする・・という意味があるそうです。

「一期一会」の精神で、レッスンができる様に、私もなっていきたいです(^^♪

 

 

 

♪チャリティークリスマスコンサート♪

2017年12月11日、13:30~国府津公民館にて「チャリティークリスマスコンサート」が行われました。これは、国府津地区で定期的に行われている高齢者の方々の集う会(サロン)にゲスト出演するという形で、約40分間のクリスマスミニコンサートを、ソプラノ・伊藤真友美さん、テノール・池田徹さんと共に行いました。以下、プログラムです。

1*雪の降る町を/中田喜直(テノール池田さん/ピアノ大八木・・以後テ)

2*ペチカ/山田耕作(ソプラノ伊藤さん/ピアノ大八木・・以後ソ)

3*津軽のふるさと/美空ひばりの名曲(テ)

4*宵待草/詩・竹久夢二(ソ)

5*クリスマスメドレー~もみの木・荒野のはてに・ひいらぎ飾ろう~(ピアノソロ大八木)

6*オンブラマイフ/ヘンデル歌劇「セルセ」より(テ)

7*天使の糧/フランク(ソ)

8*きよしこの夜~皆さんご一緒に~

9*ジングルベル~皆さんご一緒に~

10*タイム・トゥ・セイ・グッバイ/アンドレアボッチェリの代表曲(テ・ソ共演)

11*アンコール~オー・ソレ・ミオ~私の太陽(テ)

12*アンコール~私のお父さん/プッチーニ歌劇「ジャンニ・スキッキ」より~(ソ)

私の感想・・・ソプラノの伊藤さんは藤原歌劇で鍛えられ、日伊コンコルソでも入選されている実力者、「ペチカ」の5番まで歌うところ途中3番で春の歌詞がくる所をまだ12月だからとピアノソロに変える事を提案して頂いたり、「宵待草」の1番2番のテンポを変えて抒情的な効果を出して魅せる歌を披露、「天使の糧」では透明感のある綺麗な声でお客さんを惹きつけ、プログラムの構成も日本の歌からクリスマス曲へ場面転換する時にクリスマスのピアノソロ曲を入れる事を提案されり・・・(さすがだなぁ)といった印象でした。テノールの池田さんは、国立音大出身で私の後輩でもあるのですが、若手ながらも地元長野のオーケストラでソリストとして協演するなど経験されている方で、明るく豊かな声はお得意の「オーソレミオ」や「タイムトゥセイグッバイ」で活きていて、一方で、日本の歌・・特に美空ひばりの「津軽のふるさと」はまっすぐな歌い方の中にも北国の雪をイメージする余韻を感じさせ、「改めてこの曲の良さを知った」とお客さんからも好評でした。

当日は会場の定員の3倍近い(後で代表の長谷川さんが施設の方に注意を受けてしまったようですが・・・(*_*))お客様にお越し頂き、たくさんの方々に「素晴らしかった」「きれいだった」「おうちのお風呂で歌いたくなった」・・等々お声をかけて頂き、素敵な花束まで3人に頂いて、とても嬉しく、温かい気持ちでコンサートを終える事ができました☆

伊藤さんも池田さんも西湘地域にお住まいで、この様に素晴らしい地元の演奏家と共演できて、本当に幸せでした。またいつか共演したいです(^^♪

この様な機会を与えて下さった代表の長谷川さん、当日会場の準備などいつも陰で支えて下さっているボランティアのスタッフの方々、本当にありがとうございました☆

音楽の力・・・これからも自ら体感しながら、恩恵を頂きながら、微力ながらも、私の出来る範囲で、色々な方々に「何か」をお伝えできたらなぁ・・と思っております(^-^)

 

 

 

 

 

 

 

劇場支配人♪

2017年12月10日、二宮町生涯学習センター(ラディアンホール)にて、第36回二宮演奏家協会の定期演奏会「音楽の玉手箱Ⅲ・劇場支配人」が行われました。

「劇場支配人・・・って何?」とコンサートのお知らせをした頃から良く聞かれました。これは、モーツァルトのオペラ「劇場支配人」からヒントを得て、大野光彦氏(二期会テノール歌手、演出家、私の母校の大先輩でもある方・・)がコンサート全体をオペラ仕立てにして台本を書いて演出して下さり、演奏だけでなく、演奏の間の劇やトークも両方楽しめるエンターテイメント性の高いコンサートです。

私はこのコンサートでピアノソロで出演でしたから、当然普通のコンサートなら、ピアノソロの練習だけで済むはずです。・・・ところがどっこい?!まず、家に台本が送られてきました。

その時点でもびっくりなんですが、台本を読んでまたびっくり!・・・え~、椿姫の乾杯の歌を原語で歌う?!・・・ワイングラスを持って舞台に出る?!・・・怒りながら舞台でつっこみを入れる?!・・・(*_*)

声楽科の方々はオペラで演劇の勉強もされてるでしょうが、もうピアノ科出身の私は未知の世界です・・・そ、そ、そんな、演奏前に、舞台で演じるなんて・・・。

そんな私の気持ちなどお構いなしに練習は進んでいきます。

「はい、ピアノ科だから・・とか通用しないから!」

「は、はい・・・。」

通し稽古、ゲネプロ、前日リハーサル・・どれも夕方から夜10時位まで続きます(*_*)

もう、疲れた、練習無理・・という頃、当日の本番がやってきます。

前日までの声楽の方々の賑やかさはどこに行ったのか、本番当日は朝から、楽屋や舞台袖・・どことなく緊張感が漂います。トイレや舞台袖で発声練習をする声楽の方、本番前の最終リハで音合わせをする管楽器、弦楽器のオーケストラのメンバー・・・「あ~、とうとうきたか」といった感じ。

私の出番は4番目。ドビュッシー・月の光。

月の光に合わせた青白い照明。ピアノはスタンウェイのフルコン。531席の良く響くラディアンホール。しーんと静まりかえった客席。

すーっと自分の世界に自然に入る事ができました。

自分の思い描く情景、音色、響き・・・。

細かいミスはありましたが、大きな流れはつかめたのではないかと思います。

実ほこの曲、音大時代スイスに短期留学していた時に持っていっていた曲で、アカデミーの終了コンサートとして地元の方々のいる教会で弾いた曲でもあり、私にとって思い入れの有る曲でした。お客様から拍手をいただいた時、その20年前のコンサートを思い出していました。

演奏が終わると、やはりほっとするものです。出演者の方とおしゃべりする余裕もでてきました。演出家の大野さん(先生と呼ぶと怒るので・・)とは楽屋の廊下で、音高、音大が一緒なので、裏話がたくさん聞けて面白かったです。なんと大野さん、国立の音高では有名なピアノ科のH先生とY先生の結婚式の司会をされたとか・・・。ゲストのバリトンの太田代さんも国立出身で、ピアノ曲はモーツァルトがお得意で、当日の衣装は実は全身ユニクロだったとか(笑)。

会場で聴く事の出来た声楽の方々の素晴らしい歌声・・・。やはりゲストだな、と感じるテノールの五十嵐さんの温かい張りの有る歌声、なんと素敵な高い声がでるのでしょう・・・ソプラノやメゾソプラノの方々、台本には書いてないアドリブ(プリマドンナとプリマハムの聞き違い、プログラム表記の間違いを太田代さんの尻に自信があるからのトーク)で観客を沸かせるテクニックもさすがでした☆

コンサート終了後、出演者全員で集合写真を撮りました。みんな、ほっとした、充実した、本当に良い笑顔でした(^-^)

今回、練習は大変だったけど、「1つの舞台を皆で創り上げていく」という素敵な経験ができた事は、私にとって大きな財産です。こんな経験ができたのも、私なりに音楽を真剣にやってきたから。

やっぱり音楽って素晴らしい。

「私に音楽を与えてくれて、ありがとう☆」

コンサートの後、思わず母に言ってしまいました(^-^)

 

 

 

pochi-pochiコンサート♪

本来なら各コンサート終了後に、そのコンサートのブログを書くべきなのですが、今年は11/12のお教室のピアノ発表会前後~立て続けに本番があり、パソコンに向かう余裕がなく、気付けばこんなに時間が経ってしまっておりまして・・・かなり忘れておりますが、かすかな記憶を頼りに?!思い出しつつ書いていきたいと思います・・すみません(*_*;。

11/23(祝・木)、今年も音大の恩師の門下の発表会(おさらい会)が行われました。年に一度行われているこの会も、今年で23回目!先生が大学の教授を退官なさる前の年から開催され始めたはずですから、先生のご年齢も想像できると思いますが・・・、きっとご想像なさっている以上にお元気で、パワフルで、おしゃれで、若々しい先生です。

学生の頃はご自宅での1回のレッスンが4~5時間になることはざらで、出来の悪い私は、大抵明るい時間にレッスン室に入っても終わる頃には外は真っ暗・・というパターンの生徒でした。(同じ門下の諸先輩方にお聞きすると、結構そのパターンが多いようでしたが・・・。)

いまでこそ、そこまでのパワーではないにせよ、それでも1回のレッスンで2時間位はみて下さいます(今でも月1位で見て頂いています。)し、2階のレッスン室まで階段で上がってらっしゃいますし、もちろん、杖もついていませんし、レッスン中は立ったり座ったり、右に行ったり左にいったり・・、ご年齢を感じさせない立ち居振る舞いに、ただただ唖然としてしまうばかりで・・・そんな風に唖然としてしまっているから、ダメな私に叱咤激励を下さる訳で・・・。はい、とにかく先生には頭が上がりません。

そんな素晴らしい先生を囲んで、今年もこの会で、下は40代~70代?!までの門下生がピアノを演奏しました。

曲目は自由で、時間制限もないので、・・・シューベルト/楽興の時1~6番全曲、ベートーヴェン/ソナタ・テンペスト全楽章・・と長時間に及ぶ大曲や、ピアソラ、グラナドス、山田耕作・・と異色の作曲家のものや、ショパン、シューマン、リスト、ドビュッシー、ブラームス・・などと王道の作曲家のものなど、バラエティーにとんでいて、弾く事はもちろん、聴く事も大変勉強になる会でした。私はというと、演奏家協会で弾く曲をしたっかったので、ドビュッシー・月の光と、リスト・愛の夢と、ドビュッシー・雨の庭の3曲でした。(なんだか変な組み合わせねぇ・・と先生に言われましたが・・小曲でも私は好きな曲で、弾いておきたかったのです。)結果、2曲はまずまずの出来だったと思いますが、1曲は集中力が続かず、暗譜を忘れるなどと生彩を欠く演奏となってしまいました(*_*)

いやいや・・・なかなか難しいです。言い訳を言わせていただくと、11月はpochi-pochiのコンサート前に、年に1度のピアノ教室の発表会、ボランティアやお仕事の伴奏が3件が入っていて、前の週に風邪を引いて喉頭炎で声が出なくなったりしたので・・体力が持たなかったのです。そして、小曲とは言え、月の光は音色の変化、愛の夢は情熱、雨の庭は細やかさ・・と必要とされる能力がそれぞれ違うので、3曲続けて弾くにはかなり切り替える精神力が必要で、その精神力が、風邪を引いて麻痺して足りなくなってしまっていたのです。・・・はい、以上言い訳でした(*_*)言い訳をしても仕方ありません。演奏は身体を使う事なので、体調管理も演奏のうち・・という人もいる位で、私が甘かった証拠です。ただ、 AIスタジオのピアノはYAMAHAのC7の響きのいい良いピアノで、1曲目のリスト・愛の夢はなかなか出せなかった身体を使った深い音と、高音のキラキラ感を出したかったので、その点は何とか出来たのでは・・と思っています。しかし、先輩方(私が大学卒業と同時に先生は退官なさったので、私が1番下の代です。)は何て良い音を出すのでしょう・・。同じfでも、張りの有るf、深いf、広がりのあるf、甘いf・・・本当に色々なfの音があります。pにしてもしかり・・です。

早く完全なる脱力法を身に付けて、色々な音色を弾き分けられる様になりたい・・と強く思った機会となりました。練習がんばろっと(^_-)-☆

 

 

 

♪発表会終了♪

11/12(日)、「秋のコンサート2017」3教室合同のピアノ発表会が終了しました☆

今回、例年行っていた会場が市の催しや抽選などで予約出来ず、楽器店のホールで行う~そしてそのホールの座席数などの都合上、二部制(完全入れ替え制)で行うという~初めての試みで行った発表会でした。

二部合計で47名(欠席1名)で、会場の座席数が90席という・・かなりキツキツの状態で、当日は立ち見のお客様が出てしまったり、集合写真も2回、講師演奏も2回・・と講師の方もハードなスケジュールだった為、ご来場の皆さまに色々ご不便、ご迷惑おかけした点多々あったかもしれませんが、ご父兄の皆さま、関係者の皆さまのご理解ご協力頂きまして、無事、終了出来ました事、心より感謝申し上げます。ありがとうございました<(_ _)>

しかしながら、発表会の主役は、やはり出演者のみなさま☆

今年も一人一人、沢山の成長の見られた発表会となりました!!

特筆すべきは、当教室の出演者の中に、障害のある(発達に遅れのある)お友達が2名いました。

そのうちの一人は、何度も発表会経験のあるベテラン選手・・・今年は原曲のニ短調の曲を変ホ短調(♭6個!)とホ短調に移調して、移調楽譜無しでノーミスで弾き切るという、集中力と耳の良さをアピールしてくれたお友達!!

もう一人は、春から始めた初心者のお友達・・・始めたばかりの頃は、発達の遅れのためか、指を一本一本出すことが出来ず、鍵盤に指を置いてもずっとグーのままで、少し経つと一本だけ指は出てきたのですが2指しか出すことが出来ず、一本一本の指に意識をもってくる事ができませんでした。しかし、ある時レッスンの中で、小鳥の飛び方をパタパタとまねっこするポーズをしたら、指が5本出てきたのです!やった!そこからが目覚ましい進歩~発表会当日は、沢山のお客様の前で、中央ドを自分で探して右の1指で弾く曲と、黒鍵2つを自分で探して右と左の1指を交互に1オクターブずつ弾く曲を弾き切りました!!

他にも、発表会初めてのお友達でのびのびとノーミスで弾き切ったり、連弾でお母さんや、友達と楽しそうに演奏したり、初めてのペダルを使う曲を自分でイメージを描いてイメージ通り演奏したり、憧れの曲が歌うように弾ける様になったり・・・。

大人の方も有るとは思うのですが、やはり、子供のこの成長の目覚ましさにはいつも脱帽してしまいます。どの子供も、成長する前進のベクトルを持っているのだと思うのです。だから、ちょっとだけ背中を押して、ちょっとだけベクトルの出る扉を開けるのを手伝ってあげればいいのではないかと思うのです。もちろん、いつも上手くいく事ばかりではありません。試行錯誤、四苦八苦しながら、微力ながらも、ちょっとずつでも、私の大好きな音楽で、お子様の成長のお手伝いができたのなら・・・本当に心から幸せに思います。

今年も素敵な時間をありがとう(^-^)♪

「ピアノをやっていて良かったな」「音楽ってたのしいな」・・・と思ってくれるお友達が沢山増えてくれます様に願って、これからもレッスンしていきます。

いそがなくても大丈夫。芸術には期限はありません。

ちょっとずつ一歩一歩、これからも一緒に積み重ねていこうね(^_-)-☆

 

 

戴帽式☆

先日11/10に、横浜市の看護学校の戴帽式の式典でピアノ伴奏のお仕事をさせて頂きました(^-^)

戴帽式・・・と聞いてピンとくる方いらっしゃいますでしょうか??

私はこのお仕事を頂くまで知りませんでしたので、簡単に学校の先生方に伺った内容を私なりにご説明しますと・・・看護師を目指す方が、病院の実習に入る前に、看護理論の母体を築いたナイチンゲールの意思を受け継ぎ、看護師としての志を固める式典・・だそうで、実際には、戴帽生がナースキャップ(頭に載せる白い帽子)を一人一人付けてもらい、又、ナイチンゲールから受け継いだ聖火を一人一人のキャンドルに火を灯していく儀式です。

私はこの式典で、校歌や、聖火を灯しながら歌う「ナイチンゲール賛歌」などのピアノ伴奏をさせて頂きました。

真っ暗な講堂で、一人ずつキャンドルに聖火が灯っていき、やがて戴帽生全員の胸元に灯ったキャンドルは、舞台に集まり輝きを増します。そして天使の歌声のようなナイチンゲール賛歌を歌い出す・・・なんだか幻想的で、本当に素敵でした。

リハーサルにも立ち会わせて頂きましたが、歌声も、本番の方がより響きのある綺麗な二部合唱になったと思います。78名の心が1つになっている事が分かりました(^-^)

看護師の友人に聞くと、この戴帽式は、看護師の仕事を長年続けていても、ずっと心に残っていて、たまに初心を忘れないためにも思い出す様で、大切な式典との事。

看護師という仕事は、様々な仕事の中でも、人の生命に関わる責任の重い仕事で、心身ともに鍛えなければならない大変なお仕事かと思います。そんなお仕事を目指そうと志している戴帽生の凛々しい横顔・・・。

「心に歌を持ちながら、一人でも多くの患者さんを暗い闇から明るい光に導いて下さい。」

・・・そんなエールを贈る気持ちで、祈る気持ちでピアノを弾かせて頂きました。

このような儀式に私が音楽で携われた事に、心から感謝しました。

この日は何だか心が洗われた気分になった事、覚えています。

♪好きこそものの上手なれ♪

だいぶ冷え込むようになったなぁ・・と思えば、もう10月も半ば過ぎ!!11/12のお教室の発表会も残り数週間となり、レッスンも練習も佳境となっている?!ことと思います(^^♪

さて、今回のテーマ「好きこそものの上手なれ」・・・こんなレッスンや練習の佳境の域に達している?!時に、なぜこのテーマなのかと不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。いえいえ、だからこそのテーマなんです(^-^)

毎日毎日「〇〇ちゃん、発表会の曲、練習しよっか?」・・ふう~っとため息をつかれる保護者の方の姿が目に浮かびます。そうなんです。習い始めの数か月はフレッシュで、あんなに簡単にお丸をもらってニコニコ楽々なのに・・・何故?!

私も息子を3歳から(ただいま中学ですが、結構楽しんでショパンとか弾いてます♪)レッスンと練習に付き合っておりましたから、はい、分かります。本当に面倒です。何度も何度も、他の先生の所に放り出したくなりましたし、もう辞めちゃうか・・とうっかり口から出そうになった事もあります。でもその度に、いやいやこんなに出来の悪い状態でよその教室に連れて行っては、私のメンツが丸つぶれだ・・とか、もう少し出来る様にしてから・・とか、私の母のサポートの様子を思い浮かべたり、考えたりしているうちに、気付いたら、「俺、次この曲やりたいんだよね」・・とかいう様な状態になっていたんです。もちろん、まだまだ全然なってない所は多々あるし、専門でやってる訳でもないし、他のやり方もあったかもしれません。しかし、彼を見ていて口には出しませんが、ピアノを弾く事は「好き」だという事は分かります。

「ピアノを好きになって欲しい。」・・・すべてのピアノ教室に来られる生徒さんの保護者の方、大半の方はそう願っていらっしゃいます。・・・と同時に、すべてのピアノ教室の先生も、そう願っているはずです。

「好き」という状態は、物なのか、事柄なのか、奥行きによっても違うと思います。

例えば「チョコレートが好き」というのと、「ピアノを弾くのが好き」には大きな違いがあるのはお分かりかと思います。

事柄が「好き」という状態になるには、時間がかかるという事です。

私も子供時代は決して練習の好きなタイプではありませんでした。幼少期から母は専門で学ばせようと考えていた為、小学校入るか入らないかの頃から毎日数時間の練習はきつかった(*_*;

レッスンは録音して家で聴きながら練習、練習ノートも付けていました。コンクール、発表会、日々の課題・・さぼるなんて事は考えられなっかたし、考える余地を与えられなかった。ピアノについて真剣に考える様になったのは、音大附属高校でピアノ実技の成績が初めて下がった高校1年の時でした。私はこのままピアノを専門で学びたいのか、それとも他の道はなかったのか・・・真剣に悩みました。(パティシエの専門学校のパンフをこっそり取り寄せました。)

でもそんな時、今でも思い出すと笑ってしまうのですが、私が当時弾いていたピアノ試験曲のメロディーを、母はお皿洗いをしながら歌っていたんです。何とはなしに、鼻歌まじりで、ふんふんと・・・♪

全くのんきなものだよ・・と思ったのと同時に、ふっと肩の力が抜けたのを覚えています。(今思えば、これも母の策略だったのかもしれませんが・・・(*_*;))

もちろん、専門でやるか、趣味でやるかは大きな違いがあるとは思います。

しかし、「ピアノを好きになる」・・という状態になるには、色々な紆余曲折があって、色々な山があって、谷があって・・という事は必要不可欠なのではないかと思っています。

とはいえ、お菓子やお友達と遊ぶの大好きな幼い子供に、ピアノを練習するという日課をどの様にいれこんでいくか・・大きな課題です。私の習ってきた経験、サポートしてくれた母の様子、教えてきた経験、弾いている経験、日々変化している教材、さまざまな引出しをいっぱい使って、一人一人違う個性と向き合いながら、少しずつでもお役にたてたらと思っています。

芸術に期限はありません。

あわてず、あせらず、あきらめず・・・

「好きこそものの上手なれ」・・に、じっくり向き合っていきましょう(^^♪