pochi-pochiコンサート♪

本来なら各コンサート終了後に、そのコンサートのブログを書くべきなのですが、今年は11/12のお教室のピアノ発表会前後~立て続けに本番があり、パソコンに向かう余裕がなく、気付けばこんなに時間が経ってしまっておりまして・・・かなり忘れておりますが、かすかな記憶を頼りに?!思い出しつつ書いていきたいと思います・・すみません(*_*;。

11/23(祝・木)、今年も音大の恩師の門下の発表会(おさらい会)が行われました。年に一度行われているこの会も、今年で23回目!先生が大学の教授を退官なさる前の年から開催され始めたはずですから、先生のご年齢も想像できると思いますが・・・、きっとご想像なさっている以上にお元気で、パワフルで、おしゃれで、若々しい先生です。

学生の頃はご自宅での1回のレッスンが4~5時間になることはざらで、出来の悪い私は、大抵明るい時間にレッスン室に入っても終わる頃には外は真っ暗・・というパターンの生徒でした。(同じ門下の諸先輩方にお聞きすると、結構そのパターンが多いようでしたが・・・。)

いまでこそ、そこまでのパワーではないにせよ、それでも1回のレッスンで2時間位はみて下さいます(今でも月1位で見て頂いています。)し、2階のレッスン室まで階段で上がってらっしゃいますし、もちろん、杖もついていませんし、レッスン中は立ったり座ったり、右に行ったり左にいったり・・、ご年齢を感じさせない立ち居振る舞いに、ただただ唖然としてしまうばかりで・・・そんな風に唖然としてしまっているから、ダメな私に叱咤激励を下さる訳で・・・。はい、とにかく先生には頭が上がりません。

そんな素晴らしい先生を囲んで、今年もこの会で、下は40代~70代?!までの門下生がピアノを演奏しました。

曲目は自由で、時間制限もないので、・・・シューベルト/楽興の時1~6番全曲、ベートーヴェン/ソナタ・テンペスト全楽章・・と長時間に及ぶ大曲や、ピアソラ、グラナドス、山田耕作・・と異色の作曲家のものや、ショパン、シューマン、リスト、ドビュッシー、ブラームス・・などと王道の作曲家のものなど、バラエティーにとんでいて、弾く事はもちろん、聴く事も大変勉強になる会でした。私はというと、演奏家協会で弾く曲をしたっかったので、ドビュッシー・月の光と、リスト・愛の夢と、ドビュッシー・雨の庭の3曲でした。(なんだか変な組み合わせねぇ・・と先生に言われましたが・・小曲でも私は好きな曲で、弾いておきたかったのです。)結果、2曲はまずまずの出来だったと思いますが、1曲は集中力が続かず、暗譜を忘れるなどと生彩を欠く演奏となってしまいました(*_*)

いやいや・・・なかなか難しいです。言い訳を言わせていただくと、11月はpochi-pochiのコンサート前に、年に1度のピアノ教室の発表会、ボランティアやお仕事の伴奏が3件が入っていて、前の週に風邪を引いて喉頭炎で声が出なくなったりしたので・・体力が持たなかったのです。そして、小曲とは言え、月の光は音色の変化、愛の夢は情熱、雨の庭は細やかさ・・と必要とされる能力がそれぞれ違うので、3曲続けて弾くにはかなり切り替える精神力が必要で、その精神力が、風邪を引いて麻痺して足りなくなってしまっていたのです。・・・はい、以上言い訳でした(*_*)言い訳をしても仕方ありません。演奏は身体を使う事なので、体調管理も演奏のうち・・という人もいる位で、私が甘かった証拠です。ただ、 AIスタジオのピアノはYAMAHAのC7の響きのいい良いピアノで、1曲目のリスト・愛の夢はなかなか出せなかった身体を使った深い音と、高音のキラキラ感を出したかったので、その点は何とか出来たのでは・・と思っています。しかし、先輩方(私が大学卒業と同時に先生は退官なさったので、私が1番下の代です。)は何て良い音を出すのでしょう・・。同じfでも、張りの有るf、深いf、広がりのあるf、甘いf・・・本当に色々なfの音があります。pにしてもしかり・・です。

早く完全なる脱力法を身に付けて、色々な音色を弾き分けられる様になりたい・・と強く思った機会となりました。練習がんばろっと(^_-)-☆