♪好きこそものの上手なれ♪

だいぶ冷え込むようになったなぁ・・と思えば、もう10月も半ば過ぎ!!11/12のお教室の発表会も残り数週間となり、レッスンも練習も佳境となっている?!ことと思います(^^♪

さて、今回のテーマ「好きこそものの上手なれ」・・・こんなレッスンや練習の佳境の域に達している?!時に、なぜこのテーマなのかと不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。いえいえ、だからこそのテーマなんです(^-^)

毎日毎日「〇〇ちゃん、発表会の曲、練習しよっか?」・・ふう~っとため息をつかれる保護者の方の姿が目に浮かびます。そうなんです。習い始めの数か月はフレッシュで、あんなに簡単にお丸をもらってニコニコ楽々なのに・・・何故?!

私も息子を3歳から(ただいま中学ですが、結構楽しんでショパンとか弾いてます♪)レッスンと練習に付き合っておりましたから、はい、分かります。本当に面倒です。何度も何度も、他の先生の所に放り出したくなりましたし、もう辞めちゃうか・・とうっかり口から出そうになった事もあります。でもその度に、いやいやこんなに出来の悪い状態でよその教室に連れて行っては、私のメンツが丸つぶれだ・・とか、もう少し出来る様にしてから・・とか、私の母のサポートの様子を思い浮かべたり、考えたりしているうちに、気付いたら、「俺、次この曲やりたいんだよね」・・とかいう様な状態になっていたんです。もちろん、まだまだ全然なってない所は多々あるし、専門でやってる訳でもないし、他のやり方もあったかもしれません。しかし、彼を見ていて口には出しませんが、ピアノを弾く事は「好き」だという事は分かります。

「ピアノを好きになって欲しい。」・・・すべてのピアノ教室に来られる生徒さんの保護者の方、大半の方はそう願っていらっしゃいます。・・・と同時に、すべてのピアノ教室の先生も、そう願っているはずです。

「好き」という状態は、物なのか、事柄なのか、奥行きによっても違うと思います。

例えば「チョコレートが好き」というのと、「ピアノを弾くのが好き」には大きな違いがあるのはお分かりかと思います。

事柄が「好き」という状態になるには、時間がかかるという事です。

私も子供時代は決して練習の好きなタイプではありませんでした。幼少期から母は専門で学ばせようと考えていた為、小学校入るか入らないかの頃から毎日数時間の練習はきつかった(*_*;

レッスンは録音して家で聴きながら練習、練習ノートも付けていました。コンクール、発表会、日々の課題・・さぼるなんて事は考えられなっかたし、考える余地を与えられなかった。ピアノについて真剣に考える様になったのは、音大附属高校でピアノ実技の成績が初めて下がった高校1年の時でした。私はこのままピアノを専門で学びたいのか、それとも他の道はなかったのか・・・真剣に悩みました。(パティシエの専門学校のパンフをこっそり取り寄せました。)

でもそんな時、今でも思い出すと笑ってしまうのですが、私が当時弾いていたピアノ試験曲のメロディーを、母はお皿洗いをしながら歌っていたんです。何とはなしに、鼻歌まじりで、ふんふんと・・・♪

全くのんきなものだよ・・と思ったのと同時に、ふっと肩の力が抜けたのを覚えています。(今思えば、これも母の策略だったのかもしれませんが・・・(*_*;))

もちろん、専門でやるか、趣味でやるかは大きな違いがあるとは思います。

しかし、「ピアノを好きになる」・・という状態になるには、色々な紆余曲折があって、色々な山があって、谷があって・・という事は必要不可欠なのではないかと思っています。

とはいえ、お菓子やお友達と遊ぶの大好きな幼い子供に、ピアノを練習するという日課をどの様にいれこんでいくか・・大きな課題です。私の習ってきた経験、サポートしてくれた母の様子、教えてきた経験、弾いている経験、日々変化している教材、さまざまな引出しをいっぱい使って、一人一人違う個性と向き合いながら、少しずつでもお役にたてたらと思っています。

芸術に期限はありません。

あわてず、あせらず、あきらめず・・・

「好きこそものの上手なれ」・・に、じっくり向き合っていきましょう(^^♪