本日、国府津でのお年寄りの通う施設での歌の伴奏のボランティアに行ってまいりました☆正直、この仕事はそこまで楽な仕事ではありません。毎回、計500曲(にもなりました!!)以上にもなる楽譜の新曲が家に有るかどうか調べる作業、その楽譜をコピーしたり、頂いたりして、番号順にファイルする整理、毎月30曲程の楽譜の譜読み(演歌や唱歌など知らない曲はYOU TUBEで聴いて曲のイメージをつかんだり、YOU TUBEに無いもの←これがなかなか多い*は人に聞いてみたり、当日代表の方に聞いてみたり。)はたまた、楽譜そのものの入手が難しい曲(伝承歌や民謡など)は代表に歌ってもらって耳コピーで楽譜を書いたり・・・と当日の仕事以外に準備する事がかなりある、なかなか手応えのある?!お仕事でして・・、(はぁ疲れるな~)と思ってしまう事もたまにあります。しかし、当日ボランティアが終わると、いつもそんな気分は吹き飛んで、何だかニコニコいい気分で、元気をもらって帰ってこられる・・不思議なお仕事です。
本日も元気・・というか胸の熱くなる思いを頂いて帰ってきました。国府津でのボランティアは、皆さんご高齢の方でも(前回も書きましたが、80代の方もいらっしゃいます。)心も身体もお元気で、音楽好きの方が多いので、いつも活気にあふれていて、歌う歌声もコーラスをやられていた方などもいらっしゃる為か、張りがあって明るい歌声。そしてなにより、やる気があって、リクエストがいっぱいきます。最近の定番(にいつのまにかなってしまいました・・)で、歌の最後に、ピアノで数曲リクエスト(前の月に頂いたリクエストで、楽譜の有ったもの)を弾かせて頂いていますが、これもわいわい盛り上がって聴いていただいております。本日は、カーペンターズの「イエスタデイワンスモア」と、イタリア映画の名曲「ひまわり」でした。
「ひまわり」を私が最後に弾き終わると、いつものようにわいわい拍手を頂くなかで、一人頬に涙をつーっと流されていた方がいらっしゃいました。その方に伺うと、この「ひまわり」の映画には特別な思い出があって、「その事を思い出させてくれた。素晴らしかった、ありがとう。」と言って頂けました。
クラシックではないし、そこまで難しい曲ではないけれど、こんなふうに誰かの心の琴線にほんの少し、ほんの数ミリでも触れられた・・・という事は、音楽をやっている者として、こんなに嬉しいことはありません・・・なによりの報酬です。「音楽にはやはりパワーがある。」そんな音楽に関わっていられる事、心から感謝したくなった今日の出来事でした。