♪発表会終了♪

11/12(日)、「秋のコンサート2017」3教室合同のピアノ発表会が終了しました☆

今回、例年行っていた会場が市の催しや抽選などで予約出来ず、楽器店のホールで行う~そしてそのホールの座席数などの都合上、二部制(完全入れ替え制)で行うという~初めての試みで行った発表会でした。

二部合計で47名(欠席1名)で、会場の座席数が90席という・・かなりキツキツの状態で、当日は立ち見のお客様が出てしまったり、集合写真も2回、講師演奏も2回・・と講師の方もハードなスケジュールだった為、ご来場の皆さまに色々ご不便、ご迷惑おかけした点多々あったかもしれませんが、ご父兄の皆さま、関係者の皆さまのご理解ご協力頂きまして、無事、終了出来ました事、心より感謝申し上げます。ありがとうございました<(_ _)>

しかしながら、発表会の主役は、やはり出演者のみなさま☆

今年も一人一人、沢山の成長の見られた発表会となりました!!

特筆すべきは、当教室の出演者の中に、障害のある(発達に遅れのある)お友達が2名いました。

そのうちの一人は、何度も発表会経験のあるベテラン選手・・・今年は原曲のニ短調の曲を変ホ短調(♭6個!)とホ短調に移調して、移調楽譜無しでノーミスで弾き切るという、集中力と耳の良さをアピールしてくれたお友達!!

もう一人は、春から始めた初心者のお友達・・・始めたばかりの頃は、発達の遅れのためか、指を一本一本出すことが出来ず、鍵盤に指を置いてもずっとグーのままで、少し経つと一本だけ指は出てきたのですが2指しか出すことが出来ず、一本一本の指に意識をもってくる事ができませんでした。しかし、ある時レッスンの中で、小鳥の飛び方をパタパタとまねっこするポーズをしたら、指が5本出てきたのです!やった!そこからが目覚ましい進歩~発表会当日は、沢山のお客様の前で、中央ドを自分で探して右の1指で弾く曲と、黒鍵2つを自分で探して右と左の1指を交互に1オクターブずつ弾く曲を弾き切りました!!

他にも、発表会初めてのお友達でのびのびとノーミスで弾き切ったり、連弾でお母さんや、友達と楽しそうに演奏したり、初めてのペダルを使う曲を自分でイメージを描いてイメージ通り演奏したり、憧れの曲が歌うように弾ける様になったり・・・。

大人の方も有るとは思うのですが、やはり、子供のこの成長の目覚ましさにはいつも脱帽してしまいます。どの子供も、成長する前進のベクトルを持っているのだと思うのです。だから、ちょっとだけ背中を押して、ちょっとだけベクトルの出る扉を開けるのを手伝ってあげればいいのではないかと思うのです。もちろん、いつも上手くいく事ばかりではありません。試行錯誤、四苦八苦しながら、微力ながらも、ちょっとずつでも、私の大好きな音楽で、お子様の成長のお手伝いができたのなら・・・本当に心から幸せに思います。

今年も素敵な時間をありがとう(^-^)♪

「ピアノをやっていて良かったな」「音楽ってたのしいな」・・・と思ってくれるお友達が沢山増えてくれます様に願って、これからもレッスンしていきます。

いそがなくても大丈夫。芸術には期限はありません。

ちょっとずつ一歩一歩、これからも一緒に積み重ねていこうね(^_-)-☆

 

 

戴帽式☆

先日11/10に、横浜市の看護学校の戴帽式の式典でピアノ伴奏のお仕事をさせて頂きました(^-^)

戴帽式・・・と聞いてピンとくる方いらっしゃいますでしょうか??

私はこのお仕事を頂くまで知りませんでしたので、簡単に学校の先生方に伺った内容を私なりにご説明しますと・・・看護師を目指す方が、病院の実習に入る前に、看護理論の母体を築いたナイチンゲールの意思を受け継ぎ、看護師としての志を固める式典・・だそうで、実際には、戴帽生がナースキャップ(頭に載せる白い帽子)を一人一人付けてもらい、又、ナイチンゲールから受け継いだ聖火を一人一人のキャンドルに火を灯していく儀式です。

私はこの式典で、校歌や、聖火を灯しながら歌う「ナイチンゲール賛歌」などのピアノ伴奏をさせて頂きました。

真っ暗な講堂で、一人ずつキャンドルに聖火が灯っていき、やがて戴帽生全員の胸元に灯ったキャンドルは、舞台に集まり輝きを増します。そして天使の歌声のようなナイチンゲール賛歌を歌い出す・・・なんだか幻想的で、本当に素敵でした。

リハーサルにも立ち会わせて頂きましたが、歌声も、本番の方がより響きのある綺麗な二部合唱になったと思います。78名の心が1つになっている事が分かりました(^-^)

看護師の友人に聞くと、この戴帽式は、看護師の仕事を長年続けていても、ずっと心に残っていて、たまに初心を忘れないためにも思い出す様で、大切な式典との事。

看護師という仕事は、様々な仕事の中でも、人の生命に関わる責任の重い仕事で、心身ともに鍛えなければならない大変なお仕事かと思います。そんなお仕事を目指そうと志している戴帽生の凛々しい横顔・・・。

「心に歌を持ちながら、一人でも多くの患者さんを暗い闇から明るい光に導いて下さい。」

・・・そんなエールを贈る気持ちで、祈る気持ちでピアノを弾かせて頂きました。

このような儀式に私が音楽で携われた事に、心から感謝しました。

この日は何だか心が洗われた気分になった事、覚えています。