本日国立で恩師のレッスンを受けてきました。附属中の中学受験の前からですから、途中社会人になってお休みしていた時期もありますが、恩師には28年お世話になっているのです。ですから、私の癖も性格もみなお見通しなので、ごまかしがききません。中学の時は、最初の音を出すまでに1時間くらいダメ出しをされて、家に帰ってから良く泣いていたものです。それに比べたら全然お優しくなられたのですが・・・。御年80歳は超えていらっしゃるはずなのですが、そのパワーたるや・・・。ミッチリ3時間半やって頂きまして、もう私がヘロヘロです((+_+))
先生は大学の教授の中でも演奏法の脱力指導に定評のあるお方で、まず初めに先生のレッスンを受けた方は皆驚かれます。椅子の座り方、腰の安定の仕方、腕の脱力、手首の柔軟性、指1本1本の向き・・・etc。私はまだ全てマスターできていないのですが、それをマスターすれば、どんな難曲でも難無くこなせてしまう・・・らしいのです。やはりピアノは響きの楽器です。どんなに肩肘張って力ずくでたたいても豊かなffは出せません。逆に先生の体格や手は決して大きくは無いのに、すっと豊かなffを出されます。そして、どんなに高い位置のキーでも、どんなに低い位置のキーでも何もさえぎるものなく楽々弾いてしまう柔軟性。あ~これだよな、といつも先生のレッスンを受けると思うのですが、何度も何度も同じこと言われてしまう・・・。確か自分では曲を仕上げて持って行ったはずなのに、コテンパンになって帰ってきました・・・はい、確かに生涯学習です。また1から立て直しです。これで11/13の本番に間に合うのかかなり焦ってきました。でも先生の脱力法をマスターしたい・・・と又強く思いました。明日からまた頑張ります☆